最終更新:2025.1.9
在宅医療とは
かかりつけ医
みなさんの日頃の健康状態や病歴を把握しているので、病気の時はもちろん普段の健康管理や服薬管理など、継続した医療面での支えとなってくれます。また、高度な医療が必要になった場合や、入院が必要な状態の時には、総合病院や大学病院との連携をとるなど、必要に応じてほかの医療機関・介護や福祉の専門職と連携を図ります。
介護保険申請時の主治医意見書や各種診断書の作成もします。
病院
在宅療養中の患者さんに必要となった、高度で専門的な検査や治療を行ないます。急性期の治療対応から転院、在宅療養までの橋渡しの役割を果たします。
身体の状態に応じた医療を受けることで、スムーズに在宅生活に移行できます。そのため、病院では患者さんの状態に応じ、他の病院へ転院することがあります。
- [ 高度急性期 ]
- 重症な患者さんに対し、状態の早期安定化に向けて高度な医療で治療をする
- [ 急性期 ]
- 救急患者さんの状態を早期に安定化する医療を提供する
- [ 回復期 ]
- 在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションなどをする
- [ 慢性期 ]
- 長期療養を必要とする患者さん(重度障害者、難病など)が入院する
訪問診療
通院が困難となった患者さんに医師が計画を立てて、患者さんの状態に応じて月1~3回、定期的に自宅を訪問し診療をします。 (末期がん・難病等は例外)
治療や体調管理、急変時の対応、緩和ケア、自宅での看取りなどを行ないます。
入院している時と同じように、状態に合わせた必要な処置や医療行為(人工呼吸器、酸素療法、吸引、輸血、点滴投与、麻薬の使用、カテーテル管理、床ずれの治療など)を受ける事が出来ます。
訪問歯科診療
通院が困難な方のご自宅や施設に訪問し、歯科診療を行います。
入れ歯が合わない、口からうまく食べられないなど、お口の健康でお困りの方の相談に対応します。
必要に応じて歯科医師や歯科衛生士を派遣し、専門的口腔ケアや口腔希望改善を図り、誤嚥性肺炎の予防などにも努めます。
訪問看護
看護師が自宅に訪問し、患者さんの病状の観察を行います。医師の指示のもと、病院と同じように点滴・注射などの医療処置、薬の管理や清潔援助なども行います。急な体調の変化で困ったときに、24時間相談ができる連絡体制をとっている訪問看護ステーションもあります。
訪問リハビリ
リハビリの専門職が、身体機能の向上や維持のためのリハビリ指導を行ないます。日常生活で身の回りの動作がしやすくなるように、体の動かし方や補助具の使い方の指導をしたり、嚥下機能やコミュニケーション機能の障害に対するリハビリも行います。
往診
病状の変化など(急な発熱など)、患者さんの求めに応じ、かかりつけ医が不定期に自宅を訪問して診療を行います。回数に制限はありませんが、緊急・夜間・休日加算があります。
かかりつけ薬局
通院が困難な患者さんのご自宅に訪問し、薬を届けます。その他に、薬の飲み方や飲み合わせなどの確認・管理・説明等も行います。薬がたくさん残っている、うまく薬が飲めないなどお困りの方はご相談下さい。薬剤師は、かかりつけ医やケアマネジャー、訪問看護師などと連携します。
管理栄養士
病状や食事の状況、栄養状態や生活習慣に適した食事などの栄養管理の指導を行います。飲み込んだり噛んだりする力に合わせて、調理方法やレシピを提案したりします。
地域包括支援センター(シニアサポートセンター)
【さいたま市中央区の地域包括支援センター】
- ・ナーシングヴィラ与野
- さいたま市中央区本町東6-10-1 ☏048-859-5375
- <担当地域>上落合、与野本町東・西、八王子、円阿弥、桜丘、新都心一部
- ・きりしき
- さいたま市中央区新中里2-8-6 ☏048-858-2121
- <担当地域>下落合、新中里、上峰、鈴谷、大戸
ケアマネジャー(介護支援専門員)
介護や支援を必要とする方や家族からの相談を受け、心身の状況に応じて訪問介護、デイサービスなど介護サービスを受けられるようにケアプランを作成し、関係機関との連絡調整を行います。利用している介護保険サービスに見直しが必要な場合もご相談いただけます。
各種介護サービス
訪問介護(ホームヘルプ)、通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア)などのサービスを充実させ、よりきめ細かくご自宅での暮らしをサポートする地域密着型サービスもあります。
在宅医療連携拠点(さいたま市与野医師会
住み慣れた地域や家庭で、安心して在宅医療・療養が受けられるよう、ご本人やご家族からの在宅医療・療養に関する相談を受けます。
また、介護・医療関係の方々が多職種と連携を取りたいときや、情報を知りたいときにも相談いただけます。